石けん通信 vol12

ミヨシ石鹸

新しい年は「シンプルライフ」に。今、あらためて考えたい石けんの魅力

シンプルライフを始めている多くの人が使っている、石けん。肌にも環境にも優しく、ひとつあれば生活のあらゆるシーンで活躍する石けんの魅力を紹介します。

photograph : Mamiko Nonaka illustration : Fumi Koike text : Ema Tanaka

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石けん通信クロスTALK シンプルライフの達人 塩山奈央さんがミヨシ石鹸代表取締役 三木晴雄さんに石けんについて聞きました

手作り石鹸を使い続けて10年という塩山さん。塩山さんの石けんのある暮らしと、日ごろ使っている石けんについての疑問を三木さんに伺います。

石けんについて 知らなかったことがいっぱい! これからも安心して使えます

profile · 料理家・暮らし家 塩山奈央さん たべもの、ぬいものを通して暮らしを提案する「暮らし 家」。豆と発酵を愛し、3歳の女の子を持つ母でもある。 著書に『日々、まめまめしく。』(風土社)、『発酵食をは じめよう』(文藝春秋)など。

石けんを使っている人は、大切なことを見極められる賢い人です

profile · ミヨシ石鹸代表取締役 三木晴雄さんミヨシ石鹸、玉の肌石鹸代表取締役。利益だけを追求するのではなく、人と地球に優しい企業を目指し、環境への配慮を最優先とした負荷の少ない製品の開発に力を入れる。


洗浄剤の種類の多さに疑問を持ったのが始まり

塩山 頭から体まで、全身を自分で作った石けんで洗うようになってもう10年になります。以前、バスルームに、シャンプー、リンス、ボディソープなど、いろいろなプラスチックのボトルが並んでいるのに、違和感を覚えて。これ、石けんですべて洗えないかな?と思ったのがきっかけです。石けんで頭や顔を洗うと、さっぱりしているのに、しっとりした膜に守られているような感触が心地よく、今ではこれ以外考えられません。

三木 おっしゃる通り、顔も体も地肌もみんな同じ肌ですから、石けんできれいに洗えます。うちもいろいろな商品を出していて、用途によって濃度や形態を変えていますが、石けん自体は基本的に同じものです。シャンプーで体を洗ったり、別の用途で使ってもまったくかまいません。余分なものを持たないという暮らし方に、石けんはぴったりですね。

石けんについての疑問あれこれ

塩山 私は、旅行にも手作り石けんを持っていきます、家とは違って泡立ちにくかったり、石けんかすが出やすいことがあります。

三木 石けんかすができるのは、水の中に含まれているマグネシウムなどのミネラルと、石けんが結合するからなんです。だから、蛇口から温泉が出ているようなところでは、あまり泡立たないかもしれません。海水もダメですね。

塩山 そうだったんですね。

三木 汚れというのは、実際は石けんだけで落ちるわけではありません。石けんのない時代は、水だけで洗って、たたいたりこすったりして汚れを落としていました。つまり、汚れを落とすのは水なんです。石けんの役割は、水の性質を変えて、汚れをより落としやすくすることです。

塩山 確かに、水がなければ石けんは使えませんね……。私は、石けんの水を汚さない性質が気に入っています。さっぱり洗えて、水に流したら分解されるというのは、すごく自然な気がして。
 実は、最初は石けんで頭を洗うということに抵抗がありました。でも、使ってみるととてもさっぱりする。通っているサロンの美容師さんには、「地肌に石けんかすが詰まるから、石けんシャンプーはやめたほうがいい」っていわれるんですけど……。

三木 それは誤解ですね。石けんかすは地肌に残らないし、髪の毛のきしみも中和用のリンスを使えばなくなります。むしろ、シリコンが毛穴をコーティングすることのほうが心配です。私は、石けんで頭を洗うようになってから、少なくなってきた髪の毛が増えて、今でもこの通りです。

塩山 私も髪にコシが出て、ツヤがアップした気がします。地肌をきちんと洗えると髪も健康になるんですね。石けんシャンプーのあとには、私はガスール(モロッコ産のクレイ)でトリートメントしています。

石けんを使うというライフスタイル

塩山 石けんを自分で作るようになってから、味噌を作ったり、梅を漬けたり、手作りすることが好きになりました。石けん作りがきっかけで、ひと手間かけて心地よく暮らす楽しさに、目覚めた感じです。

三木 ここ数年で、みなさん「ものがあるだけが幸せじゃない」ということに気づきかけています。車やテレビも持たず、服も少しで十分という人が増えている。石けんを使っている人は、情報に惑わされず、自分にとって大切なものを見極められる人だと思います。 私どもの会社は、そんな本当に大事なものを知っている人だけに買ってもらおうと考えています。けれども、最近は宣伝をしなくても、生産が間に合わないくらい石けんを使う人が増えているのが、うれしいですね。

塩山 ぜひ、石けんのよさをもっと知ってもらいたいですね。

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石けんは、ココナッツオイル、パームオイル、牛脂など天然由来の成分にアルカリをくわえると生ずる化学反応を利用した、安全な界面活性剤です。人や衣類を洗ったあとは、河川へ流れバクテリアに分解されて自然に還ります。手や体も、食器も、衣類も、どれを洗うのも石けんひとつでOK。余分なものを持たない、シンプルな暮らしの強い味方です。

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石けんで食器を洗うと、皮膚の皮脂を取りすぎないので、手荒れしやすい冬場も安心。衣類を洗うと、脱脂力が穏やかで、衣類がふんわり仕上がります。石けんは、生活のさまざまなシーンで、私たちをいたわってくれる存在なのです。

石鹸で手を洗う


キッチンで石鹸

石鹸で洗濯


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