「無添加」は嘘をついてはいけない 使う人を裏切ってはいけない

「無添加」商品を多く見かけるようになりました。でも商品裏面の成分表示を見てみると、せっけん以外にいくつもの成分が「添加」されていて、アレ?と思ったことはありませんか。ほんとうの無添加って一体何だろう?ミヨシの無添加はどんな経緯で生まれたの?そんな疑問をミヨシ無添加商品の開発者である杉山に聞きました。

――まずお聞きしますが、「無添加」の定義ってあるのですか?

「無添加」の定義(※注1)は曖昧なのが現状です。洗浄剤の分野でいえば、香料、保湿剤、着色料などの成分が入っていなければ「無添加」と表示することができます。但しそれ以外に合成系の補助剤が入っていたとしても、そのまま「無添加」と表示できるのです。

つまり、いろいろ成分は入っているが香料や保湿剤は入っていないから「無添加」だというわけです。添加物のやたらと多い「無添加もどき」がお店の商品棚に氾濫しているのはそんな理由からです。

――ミヨシ石鹸の「無添加」はどうなのですか?

当社の無添加商品は、水とせっけん成分だけでつくられたその名の通りの無添加です。約12年前、わたしが開発責任者だったときに心掛けたことは「無添加と表示する限りは、その言葉に嘘があってはならない。その表示を信じて買ってくださるお客さまの信頼を裏切ってはいけない」ということでした。

――「無添加」という言葉からは安心・安全というイメージが浮かびます

そうですね。お客様は無添加という言葉の中に、何も加えず足さず、純粋なせっけん成分だけでできた安心の洗浄剤を思いうかべるはずです。メーカーとして、その信頼に100%応えたいと思いました。「無添加」という言葉に正直でなければならないという信念で開発に当たりました。

――そもそも、なぜ無添加商品をつくろうとしたのでしょう

商品開発という職業柄、街を歩きながら新商品のヒントを探すことがよくあります。12年前のある日、何気なく街の自然食品店に立ち寄ってみたら、若い女性が「添加物無使用」「無着色」「有機栽培」などというあまり見映えのよくない野菜や果物を次々と買い物かごに放り込んでいる場面を目撃しました。値段も決して安くない。なぜそんな食品をわざわざ好んで買うのだろうと興味を持ちました。

眺めているうちに、それらには「安心」「無害」「健康」といった共通のキーワードがあることに気づかされました。その時、いませっけんに求められているのもこれではないかと、商品開発者としてピンときたのです。


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